狭心症 カテーテル

狭心症のカテーテル治療

狭心症のカテーテル治療について知っておくこと

カテーテル治療とは、名前を聞くと不安になるかと思いますが、
体への負担が少ない治療法です。

 

局所麻酔薬を注射するときは多少痛みがあります。

 

そのほか、治療に伴い風船で30秒から1分程度、冠動脈を人工的にふさぐ
形となり、一時的に狭心症の発作が起こることもありますが、
大部分改善します。

 

手術時間の目安ですが、
病気の状態により違ってきますが、たいていは1〜2時間で終了です。

 

局所麻酔なので治療中も会話は可能で、意識があります。

 

術後の安静時間は手首の場合は3時間、脚の付け根からの場合は
6〜8時間となります。

 

また原則手術の翌々日には退院となります。

合併症について

造影剤や局所麻酔薬によるアレルギー反応、危険な不整脈、腎機能障害、
心筋梗塞、脳梗塞、動脈解離や閉塞、出血や血腫などといった

 

カテーテル検査と同様の合併症に加え、
ワイヤーやバルーンカテーテルによる冠動脈の穿孔などがあり、
その頻度は全体で約1%で死亡も0.3%と報告されております。

 

このためその適応はメリット、デメリットを考えた上で慎重に判断されています。

 

手術に伴う合併症に関しては、一般的なカテーテル検査の合併症に加え、
重篤なものとしては稀に僧帽弁に亀裂が入ることにより

 

重症の僧帽弁閉鎖不全を合併したり、心臓に裂け目を生じ緊急手術
となることがあり、その頻度は約3〜5%と報告されております。

カテーテル治療とは

カテーテル治療(冠動脈インターベンション・PCI)とは、カテーテルという
合成樹脂でできた、細い管を血管に通し、先端に取りつけた器具で、

 

内腔(ないくう)が詰まったり、狭くなったりした冠動脈を内側から広げ、
血流を再開させる治療法のことです。

 

心筋梗塞をおこしたときの再灌流療法(さいかんりゅうりょうほう)として
または狭心症の治療にもっともよく選ばれる治療法となっています。

 

再灌流療法再灌流療法とは(閉塞した血管を再び開通させる治療法)

 

カテーテル治療には、血管を広げるバルーンを使った治療や
広げた血管に留置して広げた状態を保つステントを使った治療のほか

 

特殊なものとして、血管内をふさいでいる病変を削り取る方向性
アテレクトミーやロータブレータ、レーザーなどを使う方法があります。

 

カテーテルの挿入箇所

今までカテーテルは脚のつけ根の太い動脈(大腿動脈・・だいたいどうみゃく)
から入れていたので、術後は動脈からの出血の危険がなくなるまでの
数時間、あおむけのまま、安静にしていなければならず、
患者さんにとっては、かなりの苦痛でした。

 

でも現在では、直径2〜3mmぐらいだったカテーテルの太さが、
1〜2mm程度まで細くなったため、手首やひじの細い動脈
(とうこつ動脈、上腕動脈)からの挿入が増えてきています。

 

この場合は、片手さえ動かさずにおけば、ほかは自由に体を動かせ、
安静時間も短いので、患者さんの負担はかなり軽くなっています。

カテーテル治療ができない場合

カテーテル治療は、モニターで血管内のX線画像を見ながら治療をします。

 

血管をX線で映すためには、造影剤を血管内に入れる必要がありますが、
造影剤は腎臓で代謝されるため、腎臓が悪い人は造影剤によって
腎機能がさらに悪化してしまうおそれがあります。

 

なので、造影剤の量を減らしたり、透析をしたりして、
腎臓の負担を軽くした状態でカテーテル治療をする必要が出てきますし、
場合によっては、それができないこともあります。

 

近年、糖尿病がきっかけとなって発症する糖尿病性腎症という合併症が
増えているので、糖尿病の患者さんでは、これに当てはまる場合が
少なくありません。

 

また、糖尿病の患者さんは、全身の血管で動脈硬化が進んでいることが
多いため、血管が何か所も狭くなっていて、
バルーンやステントにより治療位置の判断がむずかしくなるばかりでなく、
そうしたカテーテル治療をしても十分な結果が得られないこともあります。

 

その場合は、冠動脈バイパス術で、動脈硬化が進んで内腔が狭く
なっている血管そのものを、別の血管にかえる治療をする必要が
でてきます。

 

とりかえる血管として、動脈硬化が進みにくく、取っても体に影響の出ない
内胸動脈などを使用します。

 

そのほか、カテーテル治療が適さない条件

 

薬物療法の選択基準

 

*詰まっても比較的影響の出ないところがせまくなっている
(冠動脈の枝の部分、左回旋枝か右冠動脈のどちらか1枝)

 

*血管の内腔がある程度保たれている

 

*症状が軽い など

 

冠動脈バイパス術の選択基準

 

*主要な3本の冠動脈が同時に狭くなっている

 

*冠動脈の左主幹部が狭くなっている

 

*糖尿病などが進行している

 

*腎臓の機能が低下している など

 

カテーテル治療の選択基準

 

薬物療法の選択基準と冠動脈バイパス術の選択基準 以外の場合

狭心症のカテーテル治療記事一覧

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