狭心症と心筋梗塞の治療方法は違う
狭心症の場合は、血流が細くなっても完全に途絶えるわけではなく
心筋梗塞と違って、
治療方針を決めるのに時間的余裕をみることができます。
一般には、後日改めてしっかりと検査をし、結果が出たところで
治療の予定を立てていくという流れになっています。
ただ、いつ心筋梗塞をおこしてもおかしくないタイプの狭心症
(不安定狭心症)が疑われる場合には、ただちに入院してもらい
早期の治療を検討します。
狭心症と心筋梗塞は、ともに冠動脈の異常からおこる
虚血性心疾患で、治療法や治療薬は共通していますが、
それぞれ別の治療方針に基づいて治療が進みます。
狭心症は検査結果で治療方法を決める記事一覧
不安定狭心症の治療計画
受診日当日@病状や生活習慣病の有無、家族歴などを問診します。A問診で心筋梗塞に移行しやすい不安定狭心症が疑われたらその日のうちに入院し、必要な患者には、なるべく早い段階で、カテーテル検査をします。念のため下着や洗面道具など入院準備をしていくとスムーズカテーテル検査とは一般的な検査と違い、冠動脈まで、...
不安定狭心症の治療内容
問診を書いてもらうのですが、狭心症の診断や治療で重要になります。循環器内科の専門医は患者さんの訴えなどから、すぐに治療したほうがよい不安定狭心症なのか、比較的、危険性の低い安定狭心症なのかを見極めて、治療方針を決めて行きます。そのために、受診したら患者さん自身が自分の症状についてしっかり把握し、医者...
安定狭心症の治療計画
受診日当日不安定狭心症のところで問診項目について書きましたが、問診で、緊急性が低い安定狭心症と診断されたら、運動負荷心電図などで、冠動脈の状態を調べ、治療方針を検討します。問診項目の一例については、不安定狭心症の治療内容をご覧ください。運動負荷心電図とは一定の運動をして、心電図をとり、心臓の状態がど...
安定狭心症の治療内容
安定狭心症は、心筋梗塞をおこす危険性が低いタイプの狭心症です。ですが、心筋梗塞をおこしやすい不安定狭心症へいつ移行するか油断はできないので、いくつかの検査をします。その中で、カテーテル治療(冠動脈インターベンション・PCI)が必要かどうかを判断し、必要であれば、休暇がとれるときなどに、患者さんの都合...