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安定狭心症の治療の流れ
受診日当日
不安定狭心症のところで問診項目について書きましたが、
問診で、緊急性が低い安定狭心症と診断されたら、
運動負荷心電図などで、冠動脈の状態を調べ、治療方針を検討します。
問診項目の一例については、不安定狭心症の治療内容をご覧ください。
運動負荷心電図とは
一定の運動をして、心電図をとり、心臓の状態がどのように変化するか
調べる検査のことです。
心電図が終われば、薬物療法を開始します。
薬物療法を開始
@血栓を予防する薬や発作を予防する薬を服用します。
A必要に応じて、脂質異常症や不整脈に治療薬を服用します。
B狭心症の発作に備えて、ニトログリセリンや
ニトロスプレーを持ち対処します。
Cカテーテル治療が進められる場合は、
カテーテル検査とカテーテル治療の予約を入れます。
入院。カテーテル治療を実施
入院期間は2〜3日ですが、長引く場合もあります。
カテーテル検査後、カテーテル治療が必要か検討し必要なら実施します。
これまで服用していた薬に加え、とくに強力な抗血小板薬を服用して
血栓症を防ぎます。
カテーテル治療ができない場合は、冠動脈バイパス術を行うこともあります。
冠動脈バイパス術については、狭心症に関わる冠動脈に書いています。
退院。外来受診に切り替え
退院後は、月に1回は外来で治療効果をみてもらうことを半年間は続けます。
そのあとは、かかりつけ医で定期的に診察を受けます。
狭心症の発作にそなえて、即効性硝酸薬であるニトロは常にもっておき
発作に対処します。
再発予防のための薬は飲み続けます。
そして再発防止のために、薬だけに頼るのではなく、生活習慣を改善します。
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