狭心症になりやすい年齢と患者数
病気になりやすい狭心症の年齢は、
男性だと40才代、女性は更年期以後に患者数が増えます。
と言われていましたが、
2013年を拠点に、ここ10年で30代にも進んでいる人が増加。
まれだとは思うのですが、
20代や10代の方が運ばれてくる時代になっていることは事実です。
若くて筋肉質。
健康そのものに見えるアスリートでも、
ある日突然心臓発作を起こしてしまうことが実際にあります。
見た目と血管の健康度は比例しない
今は、10代から90代まで起こりうる病気になってしまっています。
男性のほうがかかりやすい病気
狭心症や心筋梗塞などの虚血心疾患にかかる割合の話ですが
病気にかかる率と死亡率ともに男性は女性のおよそ2倍。
発症する年齢も男女差があって、
男性は30代からかかる人が増加しつつあります。
女性は更年期以降から発症しやすいため
男性よりは遅い発症と言われていますが、30代でも安心できない時代です。
女性ホルモンが発症を遅くする。でも!
狭心症や心筋梗塞に女性のほうがかかりにくい病気
だと言われるのは、女性ホルモンと関係しているから。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンが初潮から閉経まで
分泌されています。
このエストロゲンは排卵をおこしたり、乳房や子宮を発達させるほかに
動脈硬化を予防して血管に柔軟性をもたせる働きや
血液中のコレステロールを減らす働きをもっているのです。
なので、エストロゲンの分泌がなくなってくる更年期以降に
かかりやすくなってくるというわけです。
高齢になると男女差はみられなくなる。
女性は、更年期以降になっても狭心症や心筋梗塞の危険因子となる
生活習慣病に対する意識や関心が低い傾向にあるため
かかった場合には女性のほうが、
その後の経過があまりよくないというデータがあがっています。
更年期以前から、食生活などに気をつけ、
更年期以降は男性と同じだけのリスクがあることを考えて予防に努めるべきなのです。
狭心症 年齢について記事一覧
狭心症の増加と死亡率について
死亡率が上したといわれる狭心症や心筋梗塞ですがWHO(世界保健機関)の死亡統計をもとに諸外国と比較すると日本の虚血性心疾患による死亡率は先進諸国のなかではもっとも低く、アメリカやヨーロッパの1/5程度。最近の日本では肥満、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病がものすごく増えていることから虚血性心疾患 ...