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安定狭心症 (あんてい きょうしんしょう)とは
安定狭心症とは、労作時狭心症の一種で、数秒の短い発作が、
決まった時間や、同じ動作を行う度に起こる狭心症のこと。
いつも一定の範囲内で治まるものをいい、運動をして心臓に負担がかかると
胸痛が現れ、休んで心臓を落ち着かせると症状がなくなるものをいいます。
労作性狭心症の大部分が安定狭心症に属します。
安定狭心症は、表面が皮膜でおおわれていて、破れにくくなっている
粥腫(じゅくしゅ)が冠動脈の血流を妨げるため起こります。
粥腫(じゅくしゅ)が破れにくい状態だからといって安心はできません
定期的な検査は必要ですが、
急に心筋梗塞に移行する可能性は低いと考えられています。
いつ悪化するかわからない危険を伴っているということは
忘れないようにしてください。
※安定狭心症でも、新しい症状が出てきた場合には、
不安定狭心症に変わった可能性が高いので、調べ直してもらいましょう。
粥腫(じゅくしゅ)とは?
別名、アテロームやプラークとも呼ばれています。
冠動脈などの血管の内側の壁(血液が流れるところの壁)に、
コレステロールなどがこびりついて
脂肪などの物質と血中にあるマクロファージといわれる物質が
沈着したもの。
つまり、血管の内側にドロドロしたものがこびりついていて
それを粥腫(じゅくしゅ)といいます。
この粥腫に、なんらかの圧力がかかったりすると破裂して、
その破裂したものに血中の血小板や血液などが付き、
血栓となります。
その血栓が血管につまったものが心筋梗塞です。
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